なぜ悪人が上に立つのか 人間社会の不都合な権力構造

なぜ悪人が上に立つのか 人間社会の不都合な権力構造

ブライアン・クラース(著)、柴田裕之(訳)

東洋経済新報社

なぜ、 “あの人”が 上に立つのか

私たちは「背の高い自信過剰な男性」をトップに据えがち? 政治家が堕落し、職場にサイコパスがはびこる理由を、進化論や人類学、心理学によって読み解き、権力を腐敗させない方策を示す。 誰が権力を握るのか、権力は人をどのように変えてしまうのか? 「権力が現代世界をどのように形作ってきたのかを示す」 ――ピーター・フランコパン(『シルクロード全史』著者) 「ある種の人々やシステムがなぜ腐敗しやすいのかを明らかにする」 ――アダム・グラント(『THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す』著者) 「厳密な科学をわかりやすく説明し、衝撃的な物語を語っている」 ――ロバート・M・サポルスキー(『善と悪の生物学』著者) 悪人は権力を求めるのか? 出世は人を変えてしまうのか? どうしてひどい人間をリーダーに選んでしまうのか? 気鋭の国際政治学者が明らかにする、権力が腐敗する理由とその対策。

ブライアン・クラース  【著】 ぶらいあん・くらーす ミネソタ州で生まれ育ち、オックスフォード大学で博士号を取得。現在はユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの国際政治学の准教授。『アトランティック』誌の寄稿者で、『ワシントン・ポスト』紙の元ウィークリー・コラムニスト。受賞歴のあるポッドキャストPower Corruptsのホストを務めている。個人のホームページはBrianPKlaas.com、Xのアカウントは@BrianKlaas。 柴田 裕之  【訳】 しばた やすし 翻訳家。早稲田大学、Earlham College卒業。訳書に、ケイヴ『ケンブリッジ大学・人気哲学者の「不死」の講義』、エストライク『あなたが消された未来』、ケーガン『「死」とは何か』、ベジャン『流れといのち』『自由と進化』、オーウェン『生存する意識』、ハラリ『サピエンス全史』『ホモ・デウス』『21 Lessons』、カシオポ/パトリック『孤独の科学』、ドゥ・ヴァール『ママ、最後の抱擁』、ヴァン・デア・コーク『身体はトラウマを記録する』、リドレー『進化は万能である』(共訳)、ファンク『地球を「売り物」にする人たち』、リフキン『限界費用ゼロ社会』『レジリエンスの時代』、ファーガソン『スクエア・アンド・タワー』『大惨事(カタストロフィ)の人類史』、コルカー『統合失調症の一族』、ガロー『格差の起源』(監訳)、グレイ/スリ『ゴースト・ワーク』、ゾルン/マルツ『静寂の技法』、他多数。

第1章 序--権力はなぜ腐敗するのか? 第2章 権力の進化史 第3章 権力に引き寄せられる人たち 第4章 権力を与えられがちな人たち 第5章 なぜサイコパスが権力を握るのか? 第6章 悪いのは制度か、それとも人か? 第7章 権力が腐敗するように見える理由 第8章 権力は現に腐敗する 第9章 権力や地位は健康や寿命に影響を与える 第10章 腐敗しない人を権力者にする 第11章 権力に伴う責任の重みを自覚させる 第12章 権力者に監視の目を意識させる 第13章 模範的な指導者を権力の座に就けるために