バブル全史 週刊東洋経済eビジネス新書No.225
東洋経済新報社
熱狂の果てに 崩れた幻想 バブルとは何か
昭和が終わって平成へと移る激動期にバブルは起きた。1980年代後半の地価と株価の異常な高騰。カネ余りを背景にした泡沫消費。日経平均株価は89年末に3万8915円の史上最高値をつけ、その陰で経済事件も多発した。そしてバブルの崩壊を迎える。日本を失われた20年へ追い込んだあの時代とは何だったのか。当時を知るキーパーソンの貴重な証言を中心に読み解く。 本書は『週刊東洋経済』2017年5月20日号掲載の36ページ分を電子化したものです。 80年代後半の地価と株価の異常な高騰。銀座の土地は1坪1億円を超え、日経平均株価は89年末に3万8915円の最高値をつけた。そして91年バブルは終焉する。日本を失われた20年へ追い込んだあの時代とは・・・。
バブル時代を騒がせた あの出来事・あの人物 弁護士・河合弘之が明かすバブル紳士たちの横顔 「株券がなくなる」兜町を覆った熱気と狂気 大蔵省も想定外だったNTT株フィーバー INTERVIEW 東京大学大学院 情報学環教授・吉見俊哉 浮かれていられた最後の時代 日本脅威論に油を注いだジャパンマネーの席巻 INTERVIEW コラムニスト・泉 麻人 ぜいたくするのが格好よかった これぞバブリー赤プリの夜 ランキングで見るバブルの実態 乱脈融資─今では想像できない、あの時代の銀行の姿 イトマン事件─渾然一体だった「表」と「裏」の社会 【証言①】元住友銀行支店長・山下彰則 住銀と仕手集団─銀行が取るべき責任を私一人が背負わされた データで見るバブル期の日本経済 大手企業も借金まみれ 【証言②】バブルに踊った4大証券の罪と罰 大和×野村証券 バブル期の稼ぎ頭・『野村證券第2事業法人部』著者 横尾宣政 証券界きっての論客・元大和証券副社長 十亀博光 【証言③】元伊藤忠商事社長・丹羽宇一郎 不良資産の処理─現場の見通しは甘くなる 損は想定の3倍に 【証言④】エス・サイエンス会長・品田守敏 土地バブルの起点─始まりは銀座の更地 坪1億円超で売買成立 【証言⑤】ライフコーポレーション会長・清水信次 秀和の小林くんは賢すぎてやりすぎた 【証言⑥】十字屋ホールディングス社長・安 陽太郎 2万7000円超は説明がつかない水準 【証言⑦】極東証券会長・菊池菴之 過剰なファイナンスで暴飲暴食の時代だった 【証言⑧】阪和興業会長・北 修爾 社長の暴走を誰も止められなかった 構造転換の遅れがバブルを招いた 早稲田大学ファイナンス総合研究所 顧問・野口悠紀雄