子どもの命を守る 週刊東洋経済eビジネス新書No.328
東洋経済新報社
現代の子どもを取り巻く 命のリスクと現実
子どもをめぐる悲惨な事件が後を絶たない。 「あしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします」2018年3月、東京都目黒区で虐待により亡くなった結愛ちゃん(当時5歳)が残したとされる反省文の一部だ。 事件のたびに制度改革は進むものの、虐待死の件数は減少しない。矢面に立たされる児童相談所も急増する対応件数でパンク寸前だ。 また、保育施設での重大事故も増加し続ける。待機児童の解消を目指し保育園は開設ラッシュだが、保育士不足は深刻だ。 子どもたちを虐待や不慮の事故から守るため、大人たちは何ができるのか。徹底検証する。 本誌は『週刊東洋経済』2019年9月21日号掲載の28ページ分を電子化したものです。 概要 子どもの命を守るのは大人の責任だ。親からの虐待、保育園事故。問題の深層を探っていくと、どちらも断片的な対応策だけでは解決しそうにはない。子どもの命の危険と悲劇の実相を追いながら、その解消策を検証する。
子どもの命を守るのは大人の責任だ 知られざる児童虐待 INTERVIEW 潜在的な虐待死数は3~5倍(沼口 敦) INTERVIEW 虐待はゼロにはできない 転んだときの手助けが必要(ブローハン聡) 【独自調査】パンクする児童相談所 虐待の連鎖を食い止める 介入と支援の役割分担 民間“ハブ拠点”の存在意義 虐待を引き起こすDV 親の支援も急務 模索と実践 大阪・西成の児童虐待防止策 “薬漬け” 児童養護施設の現実 保育園の重大事故から子どもを守る 保育士 低賃金のカラクリ 認可外保育施設でも5年間はフリーパス 【匿名座談会】追い込まれる保育現場 支援員が足りない 学童保育の窮状