新幹線vs.エアライン 週刊東洋経済eビジネス新書No.333
東洋経済新報社
新幹線に駆けるか 空を飛ぶか 交通の覇権を追え
1964年に東京-新大阪間・東海道新幹線が営業運転を開始し、いまや北海道から鹿児島まで路線網を広げている。対するエアラインは、1951年に羽田-伊丹-福岡便、羽田-千歳便の就航が戦後初となる国内定期旅客運航だ。 新幹線整備が進むにしたがって、エアラインのシェアを獲得してきたが、航空が防戦一方かというと、そんなことはない。東日本大震災などの特殊要因を除けば、80年代以降、旅客数を堅調に伸ばしている。新規航空会社の参入、新規就航路線の増加、航空運賃のネット割引といった積極策が奏功している。そうした点では、新幹線とエアラインが互いに学ぶべき点は多い。両ライバルの攻防は、どうも東京・大阪からの視点で語られがちだが、それだけでよいのか。年間延べ5億人超が利用する新幹線とエアライン。その進化の現場を探っていく。 本誌は『週刊東洋経済』2019年11月2日号掲載の29ページ分を電子化したものです。 概要 路線網を広げ、走行速度を上げて利便性を高める新幹線。機内設備の充実やマイレージなど付加サービスで顧客を囲い込むエアライン。利用者のために新幹線とエアラインが互いに学ぶべき点は多い。国内交通の覇者は?
全国「新幹線 VS.エアライン」勢力図 北陸の悲願は空路の維持 羽田-伊丹便の人気が根強い理由 新幹線もエアラインも重要 東京視点と違う「地方の論理」 JAL・ANAが工夫を凝らす新型機材 ネット予約はエアラインがリード 東京-札幌「4時間半」実現への難所 焦点は青函トンネルだ 長崎新幹線は「不完全状態」で始動 リニア2027年開業に暗雲 大井川「水問題」の論点 INTERVIEW 静岡県知事・川勝平太 失われた水は二度と戻らない チームプレーでついに実現「のぞみ」12本ダイヤ JAL・ANA 羽田便の生き残り競争 ユニーク戦略でシェア拡大 地域密着エアラインの底力 続々民営化する地方空港の大きなメリット 海外で厳格化する空港の保安検査