物流ドライバーが消える日 週刊東洋経済eビジネス新書No.424
東洋経済新報社
誰が運ぶか? 誰も運ばぬ その日が来る前に
物流現場の最前線を担うトラックドライバーの「定額働かせ放題」とすら言える過重労働は、長らく放置されてきた。その結果人手不足は続き、2024年に迫る残業規制の大激震も待ったなしだ。いま現場を変えなければ、日本の物流は崩壊しかねない危機に直面している。荷主側の理不尽な要求に疲弊する過酷な労働環境や、低賃金の根本原因であるドライバーを搾取する構造問題に迫りつつ、ヤマトホールディングスなど大手各社のトップに対応策を聞いた。このままでは、ドライバーが消える日が現実になりかねない。 本誌は『週刊東洋経済』2022年5月21日号掲載の26ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。その後の経済や社会への影響は反映されていません。 概要 過重労働が長らく放置されてきたトラックドライバー。2024年に迫る働き方改革も待ったなしだ。疲弊する過酷な労働環境や理不尽な要求の現場を変えなければ、日本の物流は崩壊しかねない。その構造問題に迫る。
〔プロローグ〕ドライバー定額働かせ放題の実情 【崩壊寸前の現場】ドライバーが定着しない現実 疲弊するドライバーの証言 【多重下請け】中間業者がサヤを抜きまくり 事業売却、廃業が増える下請け事業者たちの悲鳴 INTERVIEW 「荷主や元請け企業も責任を自覚すべきだ」(齊藤 実) INTERVIEW 「規制強化はまだ不十分 運賃から見直しが必要」(世永正伸) 【物流改革】荷主主導で進む現場改革 クイックコマースの衝撃 デジタル支援のサービスが続々登場 INTERVIEW 「ドライバーの負担を減らし、あらゆる荷物を運ぶ」(小寺康久) INTERVIEW 「委託頼みではダメ! このままでは担い手がいなくなる」(小丸成洋) INTERVIEW 「過重労働を防ぐ仕組みが不可欠 EC向けで値下げはしていない」(長尾 裕) 〔エピローグ〕脱・多重下請け構造は必須