[決定版]菜根譚
PHP研究所
心豊かに生きるための 「人たるの道」を 中国古典から学ぶ
「菜根譚」は、人生の書である。著者は明の人、洪自誠。人たるの道を説く儒教、のんびり自足する思想を説く道教、悩める心の救済となる禅。この三つの教えが渾然一体となった、不思議な魅力をたたえた古典である。そしてなぜか、「菜根譚」は中国よりも日本で人気が高い。まさに、日本人が心に刻むべき「処世の道」がここにあると言える。 「人に道を譲ることこそ、もっとも安全な世渡りの極意」「至るところに人生の楽しみはある。邸宅でもあばら屋でもその点は変わらない」「華美は淡白に及ばない」「風流は世俗のなかにある」……。 そんな菜根譚の邦訳の代表作『新釈 菜根譚』が世に出たのは1982年のこと。守屋洋による心に響く口語訳が施された本書は、単行本・文庫あわせて30万部のロングセラーとなった。そして四半世紀を経て、語釈が加わり各条に解説がついた「決定版」が完成した。守屋洋のライフワークは、ここに結実した。
●『菜根譚』について ●前集 (一)人たるの道を守る (二)むしろ愚直であれ (三)才能は秘めておく (四)知りながら使わない (五)自分を向上させるには (六)心に喜びを持て (七)平凡の中に非凡 (八)静中の動、動中の静 (九)静思のときを持て (十)得意のときと失意のとき 他 ●後集 (一)まだとらわれている (二)有能より無能がまさる (三)仮の姿、真の姿 (四)広いものを狭くしている (五)風流は身近にある (六)夢のなかのまた夢 (七)すべての対象から (八)形にとらわれては (九)琴と書物さえあれば (十)歓楽極まって 他