教養としての「ローマ史」の読み方

教養としての「ローマ史」の読み方

本村凌二

PHP研究所

ローマが衰退した原因は? グローバル時代の 教養としてのローマ史

なぜ、ローマは帝国になり得たのか。なぜ、ローマ帝国は滅びたのか。  王政から共和政を経て帝政へ、多神教世界帝国から一神教世界帝国へ。古代ローマ史研究の第一人者が、長きにわたって古代を生き延びたローマの歴史とその新しい「読み方」を語り尽くす。  建国時の混乱、強敵との戦い、国家の再建、跡継ぎ問題、異民族の侵入、文明の変質……。ありとあらゆることを経験したローマの長い歴史は、現代を考える上での大きな羅針盤となり、混迷する現代を生きる我々に多くの示唆を与えてくれる。ローマ史のみならず、世界史や現代社会の理解をより深めることにも繋がる一冊。  【目次より】I.なぜ、ローマは世界帝国へと発展したのか/II.勝者の混迷、カエサルという経験/III.「世界帝国ローマ」の平和と失われた遺風/IV.ローマはなぜ滅びたのか  佐藤優氏、推薦! 「ローマ史の中に人間の英知のすべてが詰まっていることがよくわかる。」

本村凌二(もとむら りょうじ) 東京大学名誉教授。博士(文学)。1947年、熊本県生まれ。1973年、一橋大学社会学部卒業。1980年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。東京大学教養学部教授、同大学院総合文化研究科教授などを経て、早稲田大学国際教養学部特任教授を2018年3月末に退職。専門は古代ローマ史。『薄闇のローマ世界』でサントリー学芸賞、『馬の世界史』でJRA賞馬事文化賞、一連の業績にて地中海学会賞を受賞。 著書に『地中海世界とローマ帝国』『愛欲のローマ史』(以上、講談社学術文庫)、『多神教と一神教』(岩波新書)、『ローマ帝国 人物列伝』(祥伝社新書)、『競馬の世界史』『世界史の叡智』(以上、中公新書)、『集中講義! ギリシア・ローマ』(共著、ちくま新書)、『教養としての「世界史」の読み方』(PHPエディターズ・グループ)などがある。

Ⅰ なぜ、ローマは世界帝国へと発展したのか―地中海の統一とカルタゴの滅亡  第1章 なぜ、ローマ人は共和政を選んだのか  第2章 強敵を倒したローマ軍の強さの秘密  第3章 共和政ファシズムと父祖の遺風 Ⅱ 勝者の混迷、カエサルという経験―グラックス兄弟の改革、ユリウス・クラウディウス朝の終わり  第4章 持てる者と持たざる者の争い  第5章 英雄カエサルとローマ皇帝の誕生  第6章 跡継ぎ問題で揺れた帝政の幕開け Ⅲ 「世界帝国ローマ」の平和と失われた遺風―五賢帝の治世とその後の混乱  第7章 悪帝ドミティアヌスの出現  第8章 五賢帝の時代──人類史上もっとも幸福な時代  第9章 失われたローマの秩序 Ⅳ ローマはなぜ滅びたのか―古代末期と地中海文明の変質  第10章 軍人皇帝時代と三世紀の危機  第11章 ローマ帝国再興とキリスト教  第12章 ローマが滅んだ理由