リーダーが優秀なら、組織も悪くない チームの成果を最大にするミドルの力
PHP研究所
ミドルが変える組織 成果は現場で決まる リーダーの実装力
優秀なリーダーとは部下の成長の触媒となる人間である。そうあるための振る舞いはいかにすればよいか。本書ではケーススタディを掲げながら、わかりやすくその具体例を示す。人はルールに縛られるのは嫌いである。だから誰にとっても組織は窮屈なものだ。しかし反面、ルールに従える環境なら、組織の一員として生きる方が安全で楽だ。太古の集団での狩猟時代以降、人はそういうアンビバレントな状況の中で生きてきた。そして、それを解消してくれる優秀なリーダーを求めてきたのである。本書の著者は、優秀なリーダーの特性を、部下を納得させる力とする。組織の中に生きれば不本意な役割を担うことも多い。そのような時、リーダーがその人を納得させられるか否かが最重要だというわけである。常日頃からの姿勢、いざという時の構え、いかなる言動が部下の信頼を集めるか。大学生の就活指導30年余の実体験から、若者が求めてやまないリーダー像を描き出す。
第一章 頼りにされる 1 冷静でなければリーダーではない 職場の悪い習慣をあなたが廃止しよう 2 会議を仕切れなければリーダーではない 部下の声を聞ける場が会議だ 3 雰囲気を操れなければリーダーではない 「ゆっくり急ぐ」心構えを身に付けよう 第二章 話をさせる 1 部下の話が聞きたくなければリーダーではない ピッチャーの長所を引き出すキャッチャーのようになろう 2 部下の悩みに寄りそえなければリーダーではない 自分から距離を縮めていくしかない 3 自然に情報が入ってこなければリーダーではない エレガントな外形は信頼を得る必須条件だ 第三章 範となる 1 部下のやる気を殺ぐ者はリーダーではない 低レベルなミドルの意識が組織の変革を妨害する 2 自分の欲を殺せなければリーダーではない 部下の成果を横取りするのは最低だ 3 ピンチに際して腹を括れなければリーダーではない 想定外の事態にこそ、ここ一番の対応を 第四章 意識を変える 1 余計な仕事を作る人はリーダーではない 軽薄なモチベーション論で乗り切ろうとするな 2 上手にお金が使えなければリーダーではない スマートな飲みニケーションは潤滑油 3 「何のために」が明確でなければリーダーではない 目的意識に沿った行動に、結果はついてくる 資格取得の問題は意外にさまざまなことを想起させる 4 組織の危機に背を向けるようではリーダーではない 自己成長こそが仕事の報酬である 第五章 ミドル進化論 焦らず、力まず、「中器晩成」を目指そう 部下育成の成否は「情」の使い方にかかっている 感情的にならず上役に物を言える力をつけよ 曖昧な指示や回答は自分の足元を危うくする 学び続ければ自分の価値も上がり続ける 上を見るより下を見る習慣をつけよ 「会社員」から脱皮して「仕事人」として認められよう タチの悪い上司を無難に見限る方法 共に仕事をすることは、共に生きることである