理系思考入門

理系思考入門

髙橋洋一

PHP研究所

バブル期は本当に好景気? 定説をデータで検証する 経済史が違って見えてくる

「私は理系出身であり、財務官僚としてはきわめて珍しい経歴です」。現在、データとファクトを武器に経済ニュースや政策を論じ、日本で唯一無二の存在感を放つ著者。本書は三部から成る。「増税しないと日本は破綻する」という財務省のプロパガンダを破り、税の本質を示す第一部。歴代の総理は「財政再建」や「将来世代にツケを残さない」という役人の甘言に惑わされて消費増税に踏み込んだ結果、自ら政権を衰退に追いやってきた。その大元は、正しい使い方をすれば有効なはずの消費税を、歪んだロジックで乱用する文系思考にあった。第二部では、「狂乱物価の原因は石油ショック」「バブル期はものすごいインフレ状態」などの通説を覆し、誤った経済理論が「失われた二十年」を招いたことを証明。高度経済成長の真因を指摘する。第三部では、世論をつくる責任をよそに、恣意的でいい加減なデータ解釈しかしないマスコミの怠慢を突く。「ど文系」必読の内容。

髙橋洋一(たかはし よういち) 嘉悦大学教授。1955年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。80年、大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣参事官などを歴任。『さらば財務省!』(講談社)で第17回山本七平賞を受賞。近著に『岸田政権の新しい資本主義で無理心中させられる日本経済』(宝島社)、『新・国債の真実』(あさ出版)、『給料低いのぜーんぶ「日銀」のせい』(ワニブックスPLUS新書)などがある。

第一部 増税論を論破しよう 第二部 戦後経済史を正しく見る 第三部 官僚とマスコミの噓に騙されない