日銀の責任 低金利日本からの脱却

日銀の責任 低金利日本からの脱却

野口悠紀雄

PHP研究所

金利ゼロは 成長ゼロの 言い訳か

●なぜ異次元緩和は失敗したか。検証なしに日本は前に進めない! ●日銀・政府の歩みを総括する日本経済論の集大成!  2013年4月に始まった日本銀行による異次元の金融緩和政策。しかしその後10年で日本経済は活性化するどころか国際的な地位を著しく下げた。さらに2022年の物価高騰と円安は消費者や零細企業を直撃したが、実質賃金は上がらず苦しいままだ。  状況打破のためには金融緩和政策を見直す必要があるが、日銀は2022年12月まで金融政策を見直そうとせず、いまも転換を明言していない。  本書では日本がこのような苦境に陥った真因を検証し、脱却のための道筋を明らかにする。異次元緩和はなぜ目標を達成できなかったのか、物価上昇率は適切な目標だったのか、未来に向けて日銀の果たすべき使命を考える。

野口悠紀雄[のぐち・ゆきお] 1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D. (経済学博士号)取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、一橋大学名誉教授。専門は日本経済論。 近著に『日本が先進国から脱落する日』(プレジデント社、岡倉天心賞)、『どうすれば日本人の賃金は上がるのか』(日経プレミアシリーズ)、『2040年の日本』(幻冬舎新書)、『超「超」勉強法』(プレジデント社)ほか多数。 note https://note.com/yukionoguchi ツイッター https://twitter.com/yukionoguchi10 野口悠紀雄online https://www.noguchi.co.jp/

第1章 ここまで弱くなった日本経済 第2章 円安に襲われた日本の惨状 第3章 30年間の円安政策が日本を弱くした 第4章 異次元緩和の本当の目的は何だったのか? 第5章 急激な円安はなぜ起きたのか? 第6章 矛盾だらけの経済政策 第7章 行き詰まった異次元緩和 第8章 日本経済は新しい段階へ 第9章 新しい金融政策を日本再生の第一歩に