台湾有事と日本の危機 習近平の「新型統一戦争」シナリオ

台湾有事と日本の危機 習近平の「新型統一戦争」シナリオ

峯村健司

PHP研究所

台湾有事の現実 日本は無関係か 備えを問い直す

台湾有事の焦点は、アメリカ大統領選挙にある。「第2次トランプ政権」が中国に対して強硬になっても緊張緩和に向かっても、台湾をめぐる現状は崩れ、日本は厳しい情勢に追い込まれる。  2024年の「選挙イヤー」は、国際秩序を激変させるだろう。中でも第二次世界大戦後、80年近くにわたり奇跡的に平和を享受してきた日本が、最大の被害国になりかねない。その最大の引き金が、台湾有事なのだ。  一切の楽観を排し、軍事マニアの戦争ゲームとも一線を画した、徹頭徹尾「習近平の目線」による驚異のシミュレーション。

峯村健司[みねむら・けんじ] キヤノングローバル戦略研究所主任研究員。北海道大学公共政策学研究センター上席研究員。1974年、長野県生まれ。朝日新聞入社後、北京・ワシントンで計9年間特派員を務める。ハーバード大フェアバンクセンター中国研究所客員研究員、朝日新聞編集委員(外交・米中関係担当)を経て現職。2011年、優れた報道で国際理解に貢献したジャーナリストに贈られるボーン・上田賞を受賞。著書に『十三億分の一の男』(小学館)、『潜入中国』(朝日新書)、『ウクライナ戦争と米中対立』(共著、幻冬舎新書)など、監訳書に『中国「軍事強国」への夢』(劉明福著、文春新書)がある。

序章 台湾有事はもう始まっている  ――最重要ターゲットは日本  第1章 「台湾統一」は習近平の「宿命」  ――衝撃の有事シナリオ  第2章 中国はどのように台湾併合を目論んでいるのか  ――習近平の″戦略ブレーン″が考える「新型統一戦争」をシミュレーション  第3章 先鋭化する米中対立  ――東アジアの″火薬庫″はいつ爆発してもおかしくない  第4章 台湾有事で巻き込まれる日本  ――次々と浮かび上がる日本の課題  第5章 習近平の「情報戦」に立ち向かえ  ――周回遅れの日本