中国ぎらいのための中国史

中国ぎらいのための中国史

安田峰俊

PHP研究所

現代中国を理解する上で 欠かせない歴史の知識を 全5章で紹介した力作

1800年ぶりに「諸葛丞相」復活?/元寇を知らない中国人/美少女ソシャゲに李白の漢詩登場/孫子の兵法で反体制暴動を鎮圧/台湾有事は始皇帝が原因?/一帯一路で長安に朝貢国集結/「儒教道徳の先生」と化す共産党/「隴西の李徴」の後輩が大学受験で無双/横暴中国の根はアヘン戦争/悩める若者が毛沢東に頼る……。  これは“現代中国”の本だ!  三国志、元寇、アヘン戦争……。これらの単語は、日本では小中学生でも知っている。『キングダム』や『パリピ孔明』をはじめ、中国史が題材のエンタメも大人気だ。  いっぽう、現代日本人は中国が「嫌い」だ。内閣府の最新の世論調査では、国民の約9割が中国に親しみを感じないと回答。多くの人にとって、歴史の中国と現代の習近平政権の中国は「別物」の存在である。  ただ、その考えは中国側では通じない。現実の中国は歴史の積み重ねの末に生まれ、社会の底流に歴史が流れ続けている。中国共産党すらそれを意識して政策を決定し、習近平は演説に古典を引用し続ける。  諸葛孔明、始皇帝、孔子、孫子、元寇、アヘン戦争、毛沢東まで。現代の中国社会と中国共産党は、自国の歴史をどう見ているのか。令和日本の中国報道の第一人者による、渾身の中国史論!

安田峰俊[やすだ・みねとし] 紀実作家。立命館大学人文科学研究所客員協力研究員。1982年、滋賀県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士前期課程修了(中国近現代史)。『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』(KADOKAWA)が第5回城山三郎賞、第50回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。近著に『中国vs.世界』(PHP新書)、『戦狼中国の対日工作』(文春新書)、『恐竜大陸 中国』(角川新書)など。

第一章 奇書〔諸葛孔明(三国志演義)/水滸伝〕 第二章 戦争〔孫子/元寇/アヘン戦争〕 第三章 王朝〔唐/明〕 第四章 学問〔孔子/科挙/漢詩と李白〕 第五章 帝王〔始皇帝/毛沢東〕