起業家になる前に知っておいてほしいこと 経営の難問を乗り越えるたった一つの考え方

起業家になる前に知っておいてほしいこと 経営の難問を乗り越えるたった一つの考え方

岩田彰一郎

PHP研究所

ASKUL創業者 待望の初著書 難問を越える思考 起業前の判断軸

アスクル創業者・岩田彰一郎、初の著書。  社内ベンチャーから大企業を創り上げた唯一無二の経営哲学を語る。  「あの時、なぜその道を選んだのか?」  大企業を創り上げたリーダーの経験と葛藤をQ&A形式で公開。新規事業の立ち上げ、組織の壁、そして訪れる決断の瞬間。次世代のビジネスリーダーたちが直面する難問を突破するための「思考のフレームワーク」が詰まった1冊です。  《推薦の言葉》 ●楠木建氏(経営学者)「リスクを伴う意思決定こそが経営者の仕事。決断の基準がここにある」 ●入山章栄氏(経営学者)「尊敬する岩田さんによる、最高の経営の教科書! これは必読」  「経営をしていれば、理想と現実のギャップにぶつかり、葛藤する局面が次々とやってきます。社会のためのビジネスか? お金のためのビジネスか? 初志貫徹するか? ニーズに合わせて変化するか? 最初に大きな投資をするか? 身の丈に合った投資をするか? 業績不振の事業から撤退するか? 粘るか? 上場を目指すか? 非上場を貫くか?  どちらを選択すべきか、その決断は非常に重く、会社の運命を大きく左右します。簡単には決められないことでしょう。そんな時、私の決断を支えてきたのが、『はじめに意志ありき』という考え方です。迷った時には、『お客様のために進化する』『社会最適を考える』『すべての相手はイコールパートナー』『三面鏡経営』『大義に従う』といった考え方に立ち返ってきました。(中略)ベンチャー企業をエンジェルとして支援していると、過去の私と同じように、理想と現実のギャップに直面し、葛藤している経営者が多いことに気づかされます。そんな時、私はあくまでヒントとして、自分の意志に基づいて決断をしてきた経験をお話ししています。  私の経験には、今の時代に合わないものもあるかもしれません。しかし、一人の経営者の意志と葛藤を飾ることなくお伝えすることで、何か重要な決断をする時の参考になるのではないかと思います」(本書「はじめに」より)

岩田彰一郎 いわた・しょういちろう/一九五〇年、大阪府生まれ。 一九七三年、慶應義塾大学卒業後、ライオン油脂㈱(現・ライオン㈱)入社。「free & free」などのヒット商品を手がける。 一九八六年、プラス㈱入社。 一九九二年、同社営業本部アスクル事業推進室室長。翌年、アスクル事業を開始。 一九九七年、アスクル事業がプラスから分社し、アスクル㈱代表取締役社長に就任。 二〇〇〇年、同社代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)。 二〇一二年、LOHACOをサービス開始。 二〇一九年八月、退任。 二〇一九年九月、㈱フォース・マーケティングアンドマネージメントを設立し、代表取締役CEOに就任。大手企業のイノベーションの推進およびベンチャー企業のハンズオンによる育成を行う。 二〇〇六年、㈱資生堂社外取締役。 二〇〇八年、(公社)経済同友会副代表幹事。 二〇二六年三月現在、セーフィー㈱社外取締役、エステー㈱社外取締役、Arithmer㈱社外取締役、㈱Hacobu社外取締役、ロート製薬㈱社外取締役、(一財)日本ファッション協会理事、(一社)日本の未来構築研究機構理事。

●第1章 ビジネスモデルの難問 稼ぐことと社会課題の解決、どちらを優先させるべきでしょうか? 競合他社に勝つために、どのような分析をしますか? 等 ●第2章 事業活動の難問 何をKPIに設定すればいいのでしょうか? 挑戦しているんですから、赤字は当然ですよね? 等  ●第3章 お金の難問 事業を大きく成長させるにはVCから資金調達すべきですか? 会社を成長させるためには何に投資すべきですか? ●第4章 組織・人事の難問 どうすれば自律型の組織がつくれますか? 会社が大きく成長する採用戦略は?  ●第5章 起業家・企業としてのあり方の難問 社外の人とのネットワークづくりは重要だと思うのですが、人付き合いが苦手です…株主? 社員? どちらを重視すればいいのでしょうか?