世界と比べてわかる 日本の貧困のリアル

石井光太

PHP研究所

石井光太 著 PHP研究所 発行

●日本人の6人に1人は貧困層、世界で7億人超が絶対的貧困… ●世界と日本のデータが明かす「見えない貧困」の真実とは? ●読めば、この国の「幸せのかたち」が見えてくる!  世界第3位のGDPを誇る日本。しかし実際には、「先進国中ワースト4位の貧困国」であると聞けば、驚くだろうか。  その理由は、日本の貧困は、いわゆる途上国の貧困とされる「絶対的貧困」とはまったく形態が異なる「相対的貧困」だから。貧困という言葉は同じでも、絶対的貧困と相対的貧困は、その性質が大きく異なる。  本書では、途上国の絶対的貧困と、日本の相対的貧困を8つの視点から比較することで、現代社会における「本当の貧しさとは何か」を考える。  読めば、貧しさとは何か、希望とは何か、豊かさとは何か――その片鱗が見えてくる一冊。

石井光太(いしい こうた) 1977年東京都生まれ。作家。世界の物乞いや障害者を追った『物乞う仏陀』(文藝春秋)でデビュー。主な著書に、『絶対貧困』『浮浪児1945−』『「鬼畜」の家』『43回の殺意』『こどもホスピスの奇跡』(以上、新潮文庫)、『ルポ 誰が国語力を殺すのか』(文藝春秋)、『本当の貧困の話をしよう』(文春文庫)など。他に児童書、小説、脚本の作品も多い。 HP:https://kotaism.com

第一章 住居 コミュニティー化するスラム、孤立化する生活保護世帯 第二章 路上生活 家族と暮らす路上生活者、切り離されるホームレス 第三章 教育 話し合う術をもたない社会、貧しさを自覚させられる社会 第四章 労働 危険だが希望のある生活、保障はあるが希望のない生活 第五章 結婚 子供によって救われるか、破滅するか 第六章 犯罪 生きるための必要悪か、刑務所で人間らしく暮らすか 第七章 食事 階層化された食物、アルコールへの依存 第八章 病と死 コミュニティーによる弔い、行政による埋葬