認知症医療革命 新規アルツハイマー病治療薬の実力

認知症医療革命 新規アルツハイマー病治療薬の実力

伊東大介

扶桑社

血液で診断の時代へ 認知症が予防可能に? 未来医療をこの手に

いつもの定期健診で血液検査し、陽性ならば投薬で治療をはじめる…… そんな既存の慢性疾患のように「認知症」の進行もコントロールできる時代がやってくる!? 【目次より】 1章「認知症」と新治療薬「レカネマブ」による治療の基礎知識Q&A 前編「認知症」と正しく向き合うために知っておきたいこと 後編 新治療薬「レカネマブ」とその治療について知りたい! 2章 新治療薬「レカネマブ」とは何か 3章 アルツハイマー病は予防できるか!? 付録 アルツハイマー病以外の認知症

伊東 大介(いとう・だいすけ) 慶應義塾大学医学部特任教授、慶應義塾大学病院メモリーセンター長 1967年生まれ。1992年、慶應義塾大学医学部卒業。同年、同大大学院医学研究科博士課程(神経内科学)入学。1996年、慶應義塾大学医学部(内科学)助手。2001年、米国シカゴ大学リサーチフェロー。2024年より、慶應義塾大学医学部内科学(神経)特任教授。総合内科専門医、日本神経学会専門医、日本認知症学会専門医、日本脳卒中学会専門医、日本医師会認定産業医。日本内科学会、日本神経学会(代議員)、日本認知症学会(代議員)、日本脳卒中学会、日本神経化学会、Society for Neuroscienceに所属。2012年、日本認知症学会学会賞受賞。

はじめに 第1章 「認知症」と新薬「レカネマブ」による治療の基礎知識 Q&A 前編 「認知症」と正しく向き合うために知っておきたいこと Q.1 家族の物忘れが増えました。認知症でしょうか。 Q.2 家族が認知症ではないか心配です。認知症のサインを教えてください。 Q.3 アルツハイマー病の具体的な症状は何ですか? Q.4 認知症を疑って家族を受診させたところ「うつ病性仮性認知症」との診断でした。どんな病気ですか? Q.5 認知症と診断された家族の徘徊、暴言、暴力に困っています。どう対処すればよいでしょうか。 COLUMN① アルツハイマー病の発見 Q.6 アルツハイマー病の原因は何ですか? Q.7 アルツハイマー病を引き起こすのはアミロイドβ?それともタウ? Q.8 アミロイドβが脳に溜まると神経細胞にどんな悪影響を与えるのですか? Q.9 アルツハイマー病は遺伝しますか? COLUMN② ダウン症研究からわかったこと Q.10 アミロイドβが溜まり始めるのはいつからですか? COLUMN③ 認知症予備軍 Q.11 脳にアミロイドβが溜まっているかどうかは、 どのように調べるのですか? 後編 新薬「レカネマブ」とその治療について知りたい! Q.1 今すぐレカネマブの治療を受けることはできますか? Q.2 レカネマブにはどのくらいの効果がありますか? Q.3 レカネマブにはどのような副作用がありますか? Q.4 レカネマブの治療はどのようなペースで進みますか? Q.5 レカネマブの治療にはいくらかかりますか? Q.6 レカネマブの治療にはどれくらいの期間が必要ですか? 第2章 新治療薬「レカネマブ」とは何か 初期の抗認知症薬 従来の薬は症状改善薬 治療薬開発の長い道のり ワクチン療法の可能性 抗体療法への挑戦 アデュカヌマブの明暗 アデュカヌマブ承認が巻き起こした物議 レカネマブの登場 レカネマブに続く治療薬候補 第3章 アルツハイマー病は予防できるか!? 早期治療への期待とハードル 期待される簡易な血液検査 アルツハイマー病など認知症の危険因子 認知症予防策1 生活習慣病を予防・治療する 認知症予防策2 適度な運動 認知症予防策3 楽しい知的活動 認知症予防策4 他人との交流 認知症予防策5 頭部外傷を避ける 認知症予防策6 難聴に対処する 認知症予防策7 うつ病に対処する 認知症予防策8 大気汚染に注意する 認知症予防策9 十分な睡眠 認知症予防策10 飲酒を控える 認知症予防策11 認知トレーニング 認知症予防策12 栄養バランスのよい食事 認知症予防策13 感染症に注意する 付 録 アルツハイマー病以外の認知症 若年性認知症(前頭側頭型認知症) レビー小体型認知症 脳血管性認知症 手術で治る認知症 おわりに──新薬が突きつける重い課題