経済で読み解く世界史

経済で読み解く世界史

宇山卓栄

扶桑社

経済が歴史を動かす 繁栄と衰退の理由 世界の構造を読む

世界500年の金利動向が示すものとは? 物価、GDP、生産性、株・債権…経済で見れば時代の変わり目が理解できる。ビジネスに役立つ「使える歴史」! 古代 ◎なぜ、ギリシアのような辺境の貧村が世界帝国となったのか? ◎ローマの台頭、繁栄、衰亡の三段階、その力学構造とは? ◎漢王朝の経済論争、国家は市場に関与すべきか? 中世 ◎銀行業で華々しく成功する事業家一族、利子禁止をどのように回避したのか? ◎唐王朝、宋王朝はマーケットをどのようにコントロールしたのか? ◎一体化する世界、元王朝や明王朝はグローバリズムにどのように向き合ったのか? ◎アジア、アフリカ、ヨーロッパを支配したイスラム、その力の源泉とは? 近世 ◎ヴェネツィアではなく、ジェノヴァが新しい時代をつくることになったのはなぜか? ◎ポルトガルの香辛料貿易の利益、スペインの新大陸産の金銀はどこへ消えたのか? ◎なぜ、小国オランダは世界の覇権を握ることができたのか? ◎オスマン帝国が形成したグローバル・リンケージ・システムとは何か? ◎なぜ、辺境の異民族が中国を260年間、支配し続けることができたのか? 近代 ◎急激な経済上昇はなぜ発生し、また、なぜ、それは欧米や日本に拡がったのか? ◎イギリスは莫大な利益をどこから稼いでいたのか? ◎覇権国家イギリスは財政危機をどのように乗り切ったのか? ◎財政危機の救済に悪用されるリフレ政策、その功罪とは? ◎なぜ、中国やイスラムでは近代化が起こらなかったのか? 現代 ◎新しい資本主義の局面を、イギリスではなく、ドイツがつくり上げていくのはなぜか? ◎不況の時に有効なのは財政政策か金融政策か? ◎戦争は回避不可能、戦争に突入しなければならない必然性とは何か? ◎日本軍のファイナンスはどのように失敗したのか? ◎なぜ、アメリカ国民は軍拡の負担を受け入れたのか?

宇山卓栄 1975年、大阪生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。代々木ゼミナール世界史科講師を務め、著作家。テレビ、ラジオ、 雑誌、ネットなど各メディアで、時事問題を歴史の視点でわかりやすく解説。『日本人が知らない!世界史の原理』、『日本人が知らない!「文明の衝突」が生みだす世界史』(茂木誠氏との共著、ビジネス社)、『大アジア史』(講談社)、『世界民族全史』、『民族で読み解く世界史』、『王室で読み解く世界史』、『宗教で読み解く世界史』(以上、日本実業出版社)、『朝鮮属国史---中国が支配した2000年』(以上、扶桑社)など。

第1章 概 観 01 歴史の原因を経済に求める思考 02 時代のイメージを把握せよ 第2章 古 代 01 古代の通貨戦争 02 自らの重みに耐えられず、瓦解する巨大機構 03 中国経済圏の形成 第3章 中 世 01 ヨーロッパは中世に誕生したのか? 02 紙幣によって発展し、紙幣によって滅ぶ 03 世界を繫いだ銀 04 イスラム、巨大な経済圏の出現 第4章 近 世 01 15・16世紀のジョイント・ベンチャー 02 ジェノヴァ・システムの崩壊 03 オランダの資金力と販売力の源泉 04 東西を繫ぐ偉大なる仲介者オスマン帝国 05 清王朝、優れた利害調整能力の源泉 第5章 近 代 01 バイオマスの再生スパンを超える近代 02 イギリスの「収益=収奪」のシステム 03 国家は国民の富を収奪する 04 18世紀のリフレ派ジョン・ロー 05 「大分岐(The great divergence)」 第6章 現 代 01 資本主義は絶えず再生する 02 世界恐慌 03 第2次世界大戦、危機の構造 04 中国と日本、通貨の戦争 05 外敵としてのソ連、内敵としての労働者