認知症世界の歩き方

認知症世界の歩き方

筧裕介

ライツ社

認知症世界の現実が わが事のようにわかる ユニークなガイドブック

なかなか理解してもらえずに困っていた「認知症のある方が実際に見ている世界」が スケッチと旅行記の形式で、すごーくわかる! まるで「ご本人の頭の中を覗いているような感覚」で、認知症のことを楽しみながら学べる一冊です。 ーーー ここは、認知症世界。 認知症とともに生きる世界では、だれもがいろいろなハプニングを体験することになります。 ・乗るとだんだん記憶をなくす「ミステリーバス」 →自分のしたことを忘れてしまうのは、なぜ? ・だれもがタイムスリップしてしまう住宅街「アルキタイヒルズ」 →あてもなく街を歩き回ってしまうのは、なぜ? ・イケメンも美女も、見た目が関係ない社会「顔無し族の村」 →人の顔がわからなくなるのは、なぜ? ・熱湯、ヌルッ、冷水、ビリリ。入浴するたび変わるお湯「七変化温泉」 →大好きだったお風呂を嫌がるのは、なぜ? ・時計の針が一定のリズムでは刻まれない「トキシラズ宮殿」 →コンロの火を消し忘れてしまうのは、なぜ? ・一本道なのになかなか出口にたどり着かない「服ノ袖トンネル」 →同じ服ばかり着たがるのは、なぜ? ・ヒソヒソ話が全部聞こえて疲れてしまう「カクテルバーDANBO」 人の話を集中して聞けないのは、なぜ? etc... あなたは認知症世界を旅する旅人。 この物語に登場するのは、架空の主人公でも、知らないだれかでもなく、 「少し先の未来のあなた」や「あなたの大切な家族」です。 認知症世界の旅、はじまり、はじまり。

筧 裕介(かけい ゆうすけ) 特定非営利活動法人イシュープラスデザイン 代表 1975年生。一橋大学社会学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。慶應義塾大学大学院特任教授。2008年ソーシャルデザインプロジェクトissue+design を設立。以降、社会課題解決のためのデザイン領域の研究、実践に取り組む。2017年より認知症未来共創ハブの設立メンバーとして、認知症のある方が暮らしやすい社会づくりの活動に取り組む。 代表プロジェクトに、東日本大震災のボランティアを支援する「できますゼッケン」、妊娠・出産・育児を支える「親子健康手帳」、300 人の地域住民とともに未来を描く「みんなでつくる総合計画」、認知症とともにより良く生きる未来をつくる「認知症未来共創ハブ」、他。 GOOD DESIGN AWARD 2019 BEST100「SDGs de地方創生」カードゲーム開発者。 日本計画行政学会、学会奨励賞、グッドデザイン賞、D&AD(英)他受賞多数。著書に『地域を変えるデザイン』、『ソーシャルデザイン実践ガイド』、『人口減少×デザイン』、『持続可能な地域のつくりかた』『認知症世界の歩き方』など。 監修プロフィール 認知症未来共創ハブ 「認知症とともによりよく生きる未来」を目指し、当事者の思い・体験 と知恵を中心に、認知症のある方、家族や支援者、地域住民、医療介護 福祉関係者、企業、自治体、関係省庁及び関係機関、研究者らが協働し、 ともに未来を創る活動体。慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセン ター、日本医療政策機構、認知症フレンドシップクラブ、issue+design の4 団体が2018 年より共同で運営。 代表、堀田聰子(慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科・教授)。

1 認知症世界の歩き方「認知症のある人が生きている世界」がわかる13のストーリー(記憶のトラブル(乗るとだんだん記憶をなくす ミステリーバス―自分のしたことを忘れてしまうのは、なぜ?;視界も記憶も同時にかき消す深い霧 ホワイトアウト渓谷―同じものを何度も買ってきてしまうのは、なぜ? ほか) 五感のトラブル(イケメンも美女も、見た目が関係ない社会 顔無し族の村―人の顔がわからなくなるのは、なぜ?;目の前に突如現れる落とし穴、水溜り、深い谷 サッカク砂漠―歩くのが怖くなってしまうのは、なぜ? ほか) 時間・空間のトラブル(時計の針が一定のリズムでは刻まれない トキシラズ宮殿―コンロの火を消し忘れてしまうのは、なぜ?;一本道なのになかなか出口にたどり着かない 服ノ袖トンネル―同じ服ばかり着たがるのは、なぜ? ほか) 注意・手続きのトラブル(ヒソヒソ話が全部聞こえて疲れてしまう カクテルバーDANBO―人の話を集中して聞けないのは、なぜ?;記憶、計算、注意、空間…支払いに潜む数々の罠 カイケイの壁―レジですごく時間がかかるのは、なぜ?)) 2 認知症とともに生きるための知恵を学ぶ旅のガイド(DEPART 新しい旅へ踏み出す;TEAM UP 旅の仲間をつくる ほか)