シン・日立に学べ―週刊東洋経済eビジネス新書No.496
東洋経済新報社
史上最大の赤字から 脱「伝統的日本企業」 日立の大変貌
2008年度に史上最大の7873億円の最終赤字を経験した日立製作所が選んだのは、海外の知見に学ぶということだった。世界大手企業の経営幹部を社外取締役として多数招聘し、「現社長が次期社長を決める」といった密室のガバナンスを徹底排除する。<br>また、2度の1兆円級の買収を経て取り込んだ米国や欧州の企業からも学んでいった。買収を主導した経営陣は「『買収先の企業に学ぼう』と部下に声をかけ続けた」という。結果として日立はJTCと呼ばれる旧態依然とした日本の大企業から脱し、デジタルや脱炭素の事業領域で大きな成果を上げた。この「シン・日立」から学ぶことは多いはずだ。 本誌は『週刊東洋経済』2024年3月9日号掲載の34ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。その後の経済や社会への影響は反映されていません。
・外資1兆円買収が日立を変えた ・数字で見るこの10年の変貌と現在地 ・一目でわかる LUMADA解体新書・ルマーダでの「超DX」最前線 ・INTERVIEW 「ルマーダの軸にのらない事業は売却も検討」(小島啓二) ・シン「経営と執行」の分離・INTERVIEW 「お飾り」は選ばれない(井原勝美) ・【送配電】「世界首位の送配電」の威力・【家電】頭打ち国内家電事業の行く末 ・【鉄道】〝キーマン〟が探る鉄道事業の未来図 ・INTERVIEW 「デジタル技術との融合を追求する」(アリステア・ドーマー) ・【金融システム】DXブームが追い風も国内市場には成熟感 ・【機械・上下水道】IT部門との連携「源流事業」にDXの波 ・【日立ハイテク】ヘルスケア事業をグループの次の柱に ・日立の出世街道は過酷で厳正 ・次期社長レースの現在地 ・【日立匿名座談会】グローバル化でどう変化? 働き方のリアル ・INTERVIEW 「世界で戦える人材がまだまだ足りない!」(東原敏昭) ・進化する日立の「イズム」