今なぜ石橋湛山か―週刊東洋経済eビジネス新書No.486
東洋経済新報社
歴史が照らす現在 小国思想の視点 時代を疑い直す
石橋湛山は1956年12月23日から翌年2月25日の病気による辞任まで、わずか65日の内閣総理大臣であった。だが今、政界に超党派の議員連盟「石橋湛山研究会」が発足するなど、その主張や信念、生き方に学ぼうとする動きが起きるのはなぜか。米中対立やウクライナ戦争、台湾有事危機など日本を取り巻く国際環境は厳しさを増している。大戦前の「小日本主義」はしたたかな外交戦略といえた。私たちは湛山から何を学び取ることができるだろうか。没後50年を契機に考えたい。 本誌は『週刊東洋経済』2023年11月18日号掲載の16ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。その後の経済や社会への影響は反映されていません。
石橋湛山の軌跡を振り返る 湛山を現代政治に生き返らせ真正保守と真正革新の融合を 名峰湛山の実像(1) 経済産業人の眼 「広く、深かった時代認識 通商国家日本の生き方を説いた」(寺島実郎) 「つねに身の危険と隣り合わせ 『湛山』を語る覚悟あるか」(佐高 信) 名峰湛山の実像(2) ナショナリズムをめぐる葛藤 「ナショナリストゆえの苦悶 生涯かけ言行一致を目指した」(上田美和) 「現代の中国人にこそ『小国主義』読んでほしい」(姜 克實) 名峰湛山の実像(3) 米中対立と日本 「民主主義、政党政治を重んじたプラグマティスト」(リチャード・ダイク) 「かつての湛山の警告に耳を傾け超党派で『国の舵取り』に挑む」(古川禎久) 名峰湛山の実像(4) 道を切り開く力 「自由市場への深い造詣 したたかな外交術に学べ」(斉藤 惇) 「日本の自主性を守り相互貿易で国を繁栄」(小長啓一) 小日本主義の本質を「脱亜論」と比較する(岡本隆司) INTERVIEW 「時の権力者へも敢然と戦いを挑む政治家」(増田 弘)