介護 異次元崩壊―週刊東洋経済eビジネス新書No.494
東洋経済新報社
急速な人手不足 施設も訪問介護も 崩壊寸前
介護業界は未曾有の人手不足だ。高齢者人口が急増する一方、若い世代は低賃金の介護職に魅力を感じず就職先として選ばない。その結果、加速度的に進んでいるが介護職の高齢化だ。在宅介護の要である訪問介護員は、4人に1人が65歳以上となった。国は「病院から住み慣れた地域へ」「自宅で最期まで」とキャッチコピーで在宅介護を推奨するが、今後も持続可能なのか。特養「夜勤」の過酷さや、介護崩壊の果てに過去最多となった高齢者虐待の真相にも迫り、ほぼすべての人が当事者になる日が来る介護の現実を探っていく。 本誌は『週刊東洋経済』2024年2月17日号掲載の32ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。その後の経済や社会への影響は反映されていません。
人手不足で介護は崩壊寸前 INTERVIEW 24年目の介護保険 「介護保険成立は奇跡だった 当事者たちは声を上げて」(上野千鶴子) 「制度はしっかりと定着した きめ細かい負担を考える時」(間 隆一郎) 〔密着ルポ!〕コールが鳴りやまない 「特養」は崖っぷち 存続の危機に直面する訪問介護 低賃金にあえぐ介護職 【Q&A】介護保険の将来像 複数の職員が関わっていた虐待事件の背景 単身高齢者は介護保険だけでは救えない 精神科病院で多発する認知症の人への身体拘束 【覆面ホンネ座談会】介護職員 ハラスメントの実態 障害者介護の死角 ケアマネは「集客マシン」か 大規模化と収益増を図る投資ファンド SOMPOケア実証実験の成否 「看取りビジネス」急拡大の危うさ 介護保険料が人材紹介会社に流れる 要介護認定の思わぬ落とし穴 終の住処選びでのミスマッチを防ぐ